こんにちは!かたつむり(@Katatumuri_nyan)です!
Reactを触ってみて、サイト的なものは作れるようになりました(*´ω`)
そこで、次はReactNativeを触ってみようと思い、簡単なテキストエディタを作成しようと企んでおります(笑)
ほとんどできてきました!
今回は、最難関の画像インポートと、デザインの微調節をしていきます。
これが終わったら、GooglePlayStoreやAppStoreにアプリとして申請したい!
あともうちょっと!がんばります!
GitHubでソースコードを管理しています!
最初から見る↓
【1】React Nativeでテキストエディタを作ってみる!【下調べ編】
前回を見る↓
【15】React Nativeでテキストエディタを作ってみる!【端末タイプや向きによるデザインの変更・デザイン作り込み】
目次
画像のインポート機能を作る
↑この画像マークを押したときに、画像をインポートできるようにしたいと思います。
インポートした画像は、
![image name](URL)
↑このように、インプットエリアに自動的に入力されるようにしたいです。
できれば、インポートした画像を一覧にして表示して、そこから選択すると、再度インプットエリアに自動的に入力されるようにもしたいです。
イメージピッカーの導入
とりあえず、ImagePickerで画像を選び、アプリ内のフォルダに移動しようと思います!
expo install expo-image-picker
画像を選べるようにする
ImagePicker.launchImageLibraryAsync
で、画像を選べるようになりました!
自動的にキャッシュに保存されるみたいでした!
それと同時に、キャッシュに保存された画像のuriが返ってきます。
まずは、返ってくるデータから、![image name](uri)
をクリップボードにコピーして、貼り付けられるようにしてみます。
expo-clipboardを利用します。
expo install expo-clipboard
↑クリップボードまでコピーはできたけど、うまくいきませんでしたw
uriをbase64にしてみたらうまくいきました。
でもbase64は長すぎるので、テキストエリアに貼り付けたくはないですねw
uriも指定できるはずなので…もうちょっと試行錯誤します。
よくよく見てみると、マークダウンを表示しているライブラリに困ったところがありました💦
// react-native-markdown-display // renderRules.js image: ( node, children, parent, styles, allowedImageHandlers, defaultImageHandler, ) => { const {src, alt} = node.attributes; // we check that the source starts with at least one of the elements in allowedImageHandlers const show = allowedImageHandlers.filter((value) => { return src.toLowerCase().startsWith(value.toLowerCase()); }).length > 0; if (show === false && defaultImageHandler === null) { return null; } const imageProps = { indicator: true, key: node.key, style: styles._VIEW_SAFE_image, source: { uri: show === true ? src : `${defaultImageHandler}${src}`, }, }; if (alt) { imageProps.accessible = true; imageProps.accessibilityLabel = alt; } return <FitImage {...imageProps} />; },
↑の一部を↓以下のように変更してみました。
const imageProps = { indicator: true, key: node.key, style: styles._VIEW_SAFE_image, source: { uri: show === true ? src : `file:///${src}`, }, };
こうすると、表示されるようになりました💦
const show = allowedImageHandlers.filter((value) => { console.log(value); return src.toLowerCase().startsWith(value.toLowerCase()); }).length > 0;
これは、画像のuri(src)が、http://
などで始まるかどうかを確認しているみたいですね。
srcがhttp://
などではじまっていた時は、そのままsrcを返すし、はじまっていない時はdefaultImageHandler
を前につけるみたいですね。
// react-native-markdown-display // index.js defaultImageHandler = 'https://',
↑このhttps://
をfile:///
に変更したらよさそうですね。
他にも治したいところがあるので、iamacup/react-native-markdown-displayをフォークして自分用に使うことにしました。
npm install --save katatumuri-maimai/react-native-markdown-display --legacy-peer-deps
![image](image.png)
のように、ファイル名のみで表示できるようにカスタマイズしました。
インポートした画像を一覧をつくる
ここまでで、インポートした画像をアプリ内のディレクトリに保存して、![image](image.png)
のようなテキストをクリップボードにコピーするという所までできました。
次は、インポートした画像を一覧で表示できるようにしたいと思います。
また、画像一覧から選択することで、再び![image](image.png)
のようなテキストをクリップボードにコピーできるようにしたいと思います。
インポートした画像を一覧で表示
↑こんな感じで実装しました。
やり方はプロジェクト一覧を作った時と同じです。
画像一覧を新着順にする
アプリ起動時に読み込む時の関数を作成し、更新時間の降順にソートした画像リストを作りました。
export async function readImages(){ const imageList = await FileSystem.readDirectoryAsync(imagePickerUri) let imageDataList=[]; for (const i in imageList) { const data = await FileSystem.getInfoAsync(imagePickerUri + imageList[i]) imageDataList.push(data); } if (imageDataList.length > 0){ const sort_imageDataList = imageDataList.sort((a, b) => { if (a.modificationTime > b.modificationTime) return -1; if (a.modificationTime < b.modificationTime) return 1; return 0; }); return sort_imageDataList } }
インポートしたらすぐに画像一覧に反映されるようにする
画像の読み込み🖼 pic.twitter.com/7IICjLaQCp
— Katatumuri (@Katatumuri_nyan) July 13, 2021
インポートした時に画像一覧を読み込みなおすのではなく、インポートした画像のみ読み込むようにして実装しました。
async function onPressPhoto() { props.onPress() Image_List.unshift(undefined) const image = await importImage() console.log(image); for (let i in Image_List) { if (!Image_List[i]) { !!image ? Image_List.splice(i, 1, image) : Image_List.splice(i, 1) } } props.onPressOut() }
↑これなんですが、ちょっと素人考えなので、改善の余地ありそうです。
インポートボタンを押したら、最初にイメージリストの先頭にundefind
を挿入し、importImage
が終わったら、image
と入れ替えるようにして実装しています。
props.onPressOut()
がないとできないので、もうちょっと勉強必要そうです。
iPadで画像の読み込みをキャンセルした時に関数全体がキャンセルされてしまう現象
↑上で書いたコードでだいたい動くのですが、iPadの場合で困ったことがありました。
onPressPhoto()
では、importImage()
の返り値を受け取って、その返り値で処理を分岐させています。
返り値がない場合にonPressPhoto()
自体がキャンセルされてしまうという現象が起こりました。
onPressPhoto()
は以下です↓
export async function importImage() { const data = await ImagePicker.launchImageLibraryAsync({ quality: 1 }) // ここ console.log(data.cancelled); if (!data.cancelled && data.type == 'image') { const dataUri = data.uri const fileName = dataUri.match(".+/(.+?)([\?#;].*)?$")[1] const fileUri = imagePickerUri + fileName await FileSystem.makeDirectoryAsync(imagePickerUri, { intermediates: true }) await FS.copyAsync({ from: dataUri, to: fileUri }) const imageData= await FileSystem.getInfoAsync(fileUri) const text = `![image](${fileName})` Clipboard.setString(text) return imageData } }
iPadで画像をインポートする際、この画像↑の赤丸の「キャンセル」ボタンを押すと、きちんと返り値があり、処理が実行されます。
ですが、画像選択のウィンドウの外をタップしてキャンセルすると、返り値がなく、importImage()
の処理が止まってしまい、onPressPhoto()
自体がキャンセルされてしまいます。
const data = await ImagePicker.launchImageLibraryAsync({ quality: 1 }) // ここ
↑おそらく、この行でdataに値が格納されず、これ以降の処理が進まないのが原因のようです。
原因の調査
ライブラリのドキュメントをみても、キャンセルの場合も返り値があるとしか書いてなく、スタックオーバーフローなどでも同様の質問を見つけられなかったので(Android関連は見かける)、エンジニアの知り合いに相談しました。
その結果、ImagePicker
ライブラリ(expo-image-picker
)のlaunchImageLibraryAsync
にconsole.log
を挿入し、どこまで処理が進んでいるのか調べることにしました。
// build/ImagePicker.js 69行目付近 export async function launchImageLibraryAsync(options) { if (!ExponentImagePicker.launchImageLibraryAsync) { throw new UnavailabilityError('ImagePicker', 'launchImageLibraryAsync'); } // ここ return await ExponentImagePicker.launchImageLibraryAsync(options ?? {}); }
↑おそらくこれですね。
// ここ
までは処理が進んでいることが分かりました。
ということは、ExponentImagePicker.launchImageLibraryAsync(options ?? {})
の返り値がない…?
import ExponentImagePicker from './ExponentImagePicker'
と書いてあるので、ExponentImagePicker
を調べます。
// ExponentImagePicker.d.ts declare const _default: import("@unimodules/core").ProxyNativeModule; export default _default;
↑よくわかりませんwwww
// build/ImagePicker.js 69行目付近 export async function launchImageLibraryAsync(options) { if (!ExponentImagePicker.launchImageLibraryAsync) { throw new UnavailabilityError('ImagePicker', 'launchImageLibraryAsync'); } const data = await ExponentImagePicker.launchImageLibraryAsync(options ?? {}) console.log('=========='); console.log(data); return data }
↑launchImageLibraryAsync
をこのように書き換えました。
ウィンドウ外でのキャンセル時はconsole.log('==========');
が出力されないので、ExponentImagePicker.launchImageLibraryAsync(options ?? {})
で止まっちゃってるみたいですね。
ExponentImagePicker
の定義とかも調べたんですが、探しきれませんでした💦
複雑そうなので、今後の課題にしておこうと思います。
画像をインポートした時のモーダルを出す
画像をインポートした時に、同時に![image](image.png)
のようなテキストをクリップボードにコピーできるようにしていました。
コピーしたことが分かるように、モーダルの様な案内を出そうと思います😊
- コピーしたよ
- 好きな位置にペーストしてね
↑このような案内を出します。
画像一覧の画像をタップしても同じように出てほしいので、モーダルだと少し大げさすぎる気がしました。
そこで、react-native-elements
のTooltipを使うことにしました!
↑こんな感じで表示されます😊
Tooltip
に一部Modalコンポーネント関連のバグがあったので、ライブラリを編集しました。
今回は、ライブラリの方にプルリクエストを送ってみました。
修正箇所
// node_modules/react-native-elements/dist/tooltip/Tooltip.js 201行目付近 <ModalComponent animationType="fade" visible={isVisible} transparent onShow={onOpen} supportedOrientations={['portrait', 'portrait-upside-down', 'landscape', 'landscape-left', 'landscape-right']} // 追加 > {this.renderModalContent()} </ModalComponent>
カメラからのインポートを実装
↑今までは、一番上のアルバムからのインポートのみ対応していました。
カメラからのインポートも追加していきます。
ImagePicker
のImagePicker.launchCameraAsync(options)
を使っていきます!
ほぼメディアライブラリからのインポートと変わりません。
カメラからのインポートを実装
DocumentPicker
のDocumentPicker.getDocumentAsync()
を使います!
ほぼメディアライブラリからのインポートと変わりません。
画像削除ボタンの実装
プロジェクトフォルダやファイルを削除するときに使ったやり方で実装します!
コンポーネントの再レンダリングを監視したい
だんだんiPadの挙動が遅くなってきました。
たぶん、ステート更新しすぎで何度もレンダリングされてるからなのかなと思います。
そこで、react-devtoolsをインストール。
npm install -g react-devtools
が、WSLのせいで開けないので辞めましたwww
ホストマシンでnpx react-devtools
と打つと一時的に使えます😊
LAN接続設定
前からできなかったLAN接続設定ができちゃったので📝
WSL2で起動したサーバーに外部の端末からアクセスするを参考にしたらすんなりできちゃいました。
何だったんだろう。
ロードがtunnelモードよりも100倍早くて最高
ポートフォワーディングはタスクスケジューラに登録しました。
【Windows】PowerShellを管理者権限で起動するコマンド
管理者権限で実行するPowerShellスクリプトをタスクスケジューラーに登録
AndroidでScrollView
が効かない
AndroidでScrollView
が全くきいていないことに気づきました💦
色々調べてみてスタイルとかを変えてみても、うまくいきませんでした。
react native scrollview not scrolling on androidより、import { ScrollView } from 'react-native';
をimport { ScrollView } from 'react-native-gesture-handler';
に変えるとうまくいきました😊
react-native-gesture-handler
がこんなところで使えましたねw
今回はこれで終了です✨
あとはこまごまとした修正をやっていきます!
JavaScriptで画像をbase64形式のURLに変換するやり方
↓続き
【17】React Nativeでテキストエディタを作ってみる!【細かい修正編】